夏になると必ず会いに行く魚がいる。
7月28日
今年もその魚に会いに来た。
向かったのは琵琶湖北部の流入河川。
橋の上から川を覗くと、たくさんの魚の姿が確認できる。
その中に、お目当ての魚もたくさん。
早速、タックルを用意し、ひざ下まで水に浸かる。
タックルはベイトフィネス、ルアーはT.D.ペンシル。
対岸の草陰にキャストし、アクションすると、猛烈なアタック。
そしてヒットしてからは流れに乗ってギュンギュン引く。
キャッチした魚は、
ハス (ケタバス)
この魚、狙って釣るとかなり面白い。
この日は前日に雨が降っていたことから、水量が多く、流れが速かった。
そのため、ハスは草陰や木の陰に身を潜めていた。
まずはトップウォーターで釣れる個体を釣っていく、
T.D.ペンシル、Dog-X、シュガーペンシルとローテーションしていき、川を上りながらハスの潜んでいる陰を撃っていく。
着水と同時に複数のハスがルアーに襲い掛かるスリリングな光景を見ることができる。
普段であればトップウォーターだけで1日中遊べるが、
速い流れの影響か、ハスが少し沈んでおり、トップウォーターへの反応が鈍くなった。
そこで、次にミノーをキャスト。
パニッシュの連続トゥイッチで
釣れ続ける。
ニゴイも登場。
セミの声を聴きながら冷たい水に浸かり、ルアーに果敢に襲い掛かる、美しくも獰猛なハスと戯れるこの釣りが
夏の恒例になっている。
ハスは琵琶湖に広く生息しているが、北部の流入河川は景観が良いし水が綺麗なので、北部に釣りに行く。
ただし、川によっては水産動物の捕獲禁止期間が設けられている。
また、「ヤナ」と言われる罠が設置されている川は、川尻からヤナまでと、ヤナの上流50mは採捕禁止になっている。
詳しくは「琵琶湖 遊漁の手帖」で検索。
タックルはベイトフィネスを使っている。
理由は、
低弾道でキャストができるから。
ハスはルアーの着水と同時にバイトする、所謂落ちパクが多い。
以前、ハス釣りをしていた時に、水面近くを飛んでいたトンボをハスがジャンプして捕食した姿を目撃した。
そして、見えているハスに対してルアーを水面ギリギリにキャストすると、空中を飛ぶルアーを追いかける姿が見えた。
ハスは空中を見ている。
それ以来、水面ギリギリの弾道でキャストしやすいベイトフィネスタックルを使用している。
ルアーは基本トップウォーター。
70mmのT.D.ペンシルが一番実績が高い。
他にもDog-X、シュガーペンシルなど。
ミノーであればスミスのパニッシュ55F, 70F、シマノのカーディフ ピンスポット50HS。
スプーンならシマノのスリムスイマー 5g
などなど、様々なルアーで楽しめる。
フックは必ずバーブレスで。
ハスはフックを外すのに手こずると弱ってしまうため、
リリースする場合はバーブレスフックで速やかにリリースするように努力する。
ミノーはシングルバーブレスフックでも十分に掛かる。
ポイントとなる場所は水深30cm程度なので、水面を覗いてハスが見える場所であれば大抵釣りが成立する。
河川の釣りだけでなく、琵琶湖の砂浜からポッパーで狙うもよし、
発想次第でいろんな楽しみ方ができる魚である。
今年もハスの美しい姿を見ることができた。
来年もまた逢いに来よう。